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『CANDY & CIGARETTES』2巻感想 大いなる絆のボス無双三郎に迫る2人

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『CANDY & CIGARETTES』2巻感想。老人と少女の殺し屋コンビ漫画の第2巻です。美晴は復讐相手の1人であった刑事局長・金平を始末するが、その背後にはさらなる凶悪「大いなる絆」とそのボスである無双三郎の存在があった。
2巻ではSS機構と美晴の最大のターゲットである無双三郎を抹殺すべくその所在を突き止めるべく2人が動くという内容がメイン。

無双三郎の居所を突き止めるべく動き出した2人は、政界のならず者と噂される都知事の沖田に接触する。証人喚問の場に無双三郎を炙り出すため都知事と手を組むことに。
都知事が欲しがっている「未来島のゴミ工場問題の土地交渉に関する記録文書」を手に入れるべく所有しているキリコ社社員・朝宮をターゲットに。

この朝宮のもつ記録データを手に入れるにはキリコ社に侵入せねばならないわけですが、厳重なセキュリティーのため入り口から武器を持って侵入することは不可能。そこで2人は隣にあるランドマークタワーから飛び移ることで侵入を試みることに。

 

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このタワーからビルに飛び移るシーンがアクション的には最大の見せ場です。この飛び移るってのは滅茶苦茶なミッションなんですが、それをためらいもなく実行するのが小学生ってのがまた凄い。アクション的なみどころはこのほかに無双三郎が放った殺し屋・死神マルグリットとの対決なんかもハラハラしました。
一番のみどころはいつも冷徹に殺しのミッションを下す絹目が感情を現すところ。

 

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親を殺され殺し屋の仕事を始めた美晴が、自暴自棄気味に指令をこなし命を落としかけた時に「いいよ死んでも。いくらでも代わりいるでしょ?」って言い放った美晴に対して強烈なビンタをぶつ絹目。その後の表情は見えないながらも「二度とそんな事言わないで」のセリフと悲しそうな背中がすごく印象的でした。
またミッションのターゲットである朝宮と絹目には浅からぬ関係があり、そのあたりを描くシーンも面白かったです。