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『魔法少女特殊戦あすか』6巻感想 くるみの黒い魅力が爆発

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魔法少女特殊戦あすか』6巻感想。あすか達は敵の魔法少女ちさとと、バベル旅団の幹部の一人ギースを倒しタビラ将軍を守ることに成功するが、敵の真の目的は将軍ではなく魔法少女用マジックアイテムの方にあった。激しい戦いが繰り広げられた沖縄編が終了し新展開へ。

厳つい魔造部品の体の中から出てきたギースの本体は上半身だけの小さな少年だった。それまであすか達を苦しめてきた強敵の本当の姿に悲しみの眼差しを向けるあすか。
彼はちさとの母親の事故死は、彼女を魔法少女にするためにバベル旅団が意図的に起こしたことだったと彼女に罪を告白し幸せになってほしいと言い残し絶命する。生きる希望と信じていたものに裏切られちょっと壊れ気味になってしまったちさとが悲しかった。ギースの方も戦争に振り回され幸せな人生ではなかったので可哀想ではあるが。

 

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メス犬ちゃんと化したナーズィニー

ちさとは真実を知ったショックで自暴自棄気味になるのですが、貴重な魔法少女なので今後あすか達の戦力として仲間になりそうな感じかな(表紙も飾ってるしね)。
しかし拘束された彼女の前に現れたナーズィニーの姿が衝撃的だった。くるみに徹底的に調教されたらしく完全にメス犬と化してた。まあ戦いで切断された腕もちゃんとくるみに治してもらったみたいだし、彼女も幸せそうなのでこれで良いんだろうな(笑)。

このくるみの黒い部分は、ちょいちょいギャグ的にも使われたりして初登場した時の白衣の天使なイメージは完全に消え去って黒いキャラになっちゃた(キャラ的にはそれがいい味になってますが)。
ちさとに対して顔は笑顔なのに口では「ふざけんな」とか汚い言葉や、ナーズィニーが喋ろうとした時の「あん」と怒った表情とか特に良かった。

 

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母性を感じさせる

行方をくらませていた中国の魔法少女・ペイペイが姿をくらませていた理由と、傭兵の暗殺者になった過去も描かれています。これまでは国のために殺しをしていたが、ある任務によって出会った少女・占星術師(アストロロジャー)とともに生きることを選んだ彼女。彼女を見つめる優しい眼差しなど母性を感じさせます。
でもまあペイペイのビジュアルは過去の方が好みかな。今のギャルっぽい姿も良いですけど。

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どこがマジカルなのか

おまけページとして「秘密基地のひみつ!」も収録。くるみの拷問講座的な内容である意味では本編よりも面白いかも。拷問道具の解説や、えぐい拷問方法のやり方が可愛らしい絵柄でブラックなギャグ的に紹介されています。
メス犬と化す前のナーズィニーが、くるみから激しい拷問を受けるシーンも。マジカル・スパンキングにマジカル拷問・スペインの椅子とか、どこがマジカルやねんと思わずにはいられないんですが、どこか生き生きとしたくるみの姿と彼女の黒い魅力が爆発して面白かった。

 

魔法少女特殊戦あすか』6巻感想でした。次回からはウクライナ編が本格的に動き出しそう。まだあすか達に絡んでこないペイペイが今後どう彼女たちに関わっていくのか、バベル旅団が奪ったマジックアイテムを誰が使うことになるのか気になるところです。